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- おんな城主直虎と禅語「一日不作一日不食」
- 2017年8月31日
古賀です。
「一日不作一日不食」一日作(な)さざれば、一日食らわず。
直虎が幼少期に出家し次郎法師と名のり龍潭寺に入門し、兄弟子の昊天(こうてん)さんにかけられた言葉です。
入門しても先輩からなにも親切丁寧に教えてもらえず、その真意は「物事注意深く見る眼」を修行で養えということのようです。気づきが学びになります。
禅寺では日常禅僧が行う作務(さむ)という修行があります。毎日食べる野菜や米を自ら作ります。畑を耕し農作業をし掃除などが仏道修行でこれが作務です。
●「一日不作一日不食」 百丈懐海禅師という中国の高僧の言葉です。1200年前の禅僧
この言葉は「働かざる者食うべからず」の意味ではなく、仏道の実践である一日の作務(務めを作す)をおろそかにしたらその日は食べることができない。 百丈禅師の言葉です。
人は生きていく為に何かを食べなくてはなりません。私たちは食べなくては生きていけませんから、自分自身どう「務めを作(な)す」べきかをしっかりと考えなければなりません。