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- 株高円安になりインフレで格差がどんどん
- 2015年4月8日
古賀です。
大変気がかりな世論調査の結果があります。2~3年後の日本が丸見えのようです。これからの日本が自分達の生活環境がたどる道を示唆しているように思えてなりません。
それは先月、日本経済新聞社が行なった世論調査です。①一つ目の調査内容は、「景気が良くなると思うか?」を大手企業の社長と一般人に同じ質問をした結果内容です。②二つ目の調査内容は、「安倍内閣支持層と安倍内閣不支持層」に対して、「景気が良くなると思うか?」同じ質問をした調査結果です。
両者の答えの開き・乖離がとんでもなく大きく、同じ日本人で日本に住んでいながら同じように働いているのに、これほど景気の見方・感じ方・捉え方に違いが出るのでしょうか。この極端な違いが出るのは異様なことです。その世論調査の主な数字は次の通りです。
質問「景気が良くなると思うか?」・大企業の社長 良くなる75%
一般人・・・良くなる36%
質問「景気は良くなると思うか?」安倍内閣支持層 良くなる57%
「景気は良くなると思うか?」安倍内閣不支持層良くなる10%
質問「賃上げによる所得増が期待できると思うか?」で安倍内閣不支持層は期待できないが89%です。
またトヨタ自動車が3.2%の賃上げを決定し、他の大企業の6割近い企業も賃上げを予定しています。大変いいことです。
しかし安倍内閣不支持の層は89%もの人達が賃上げを期待できないとしています。何故そう思うのでしょうか?
[これから先どうなる?] アベノミックスのお題目の量的緩和で、今後も日銀が限りなく日本円を輪転機で日夜印刷を続けさせ、マネーが増え、株が買われる、株高は際限もなく続き、株を持っている人が儲かる、持てる人、持てない人とは更に格差は広がります。株高の動きは日本政府の不退転の政策として、この道しか無いとばかりに押し進めて行くことでしょう。アベノミクスの成功は大きな株高という資産効果を起こすことしかありません。
安倍晋三首相が日本歴史上で、名宰相の名を残すのか国民を苦しめるのかは天のみグレートサムシングが知る。
2~3年後に待っているのは怒涛の株高・円安・物価高(インフレ)です。このことを意識して格差社会の到来を覚悟することです。そして「土俵の真ん中で相撲を取る」これです。